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今年は記念すべき100回
高校野球で受け継がれる伝統と、変わるルールとは?

8月5日より開幕する「全国高等学校野球選手権大会」。今年は100回目となる記念大会で、さまざまな記念事業が企画されている。中でも大きな話題となっているのが、夏の甲子園大会で活躍した元球児による「甲子園レジェンド始球式」だ。
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※写真はイメージです
16日間の全日程でそれぞれ1人(準決勝、決勝ではそれぞれ2人)ずつ、18人の元球児が登場。記念すべき開幕を飾るのは、星稜高校(石川県)出身の松井秀喜氏。15日の終戦記念日は、沖縄の高校として初めて出場した安仁屋宗八氏(沖縄高校)。20日の準決勝では、PL学園(大阪)で2度の優勝を果たした桑田真澄氏と佐々木主浩氏(宮城・東北高校)。決勝戦は1969年夏の決勝戦で、延長18回引き分け再試合の死闘を演じた三沢高校(青森)の太田幸司氏と、松山商業高校(愛媛)の井上明氏がダブル登板。まさに甲子園ファンにはたまらない企画だろう。
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さまざまな名勝負やドラマ、歴史が刻まれている高校野球。球児たちの情熱は変わることなく受け継がれているが、その一方で変わっていることも。例えば今年の100回大会で導入されるのは「タイブレーク制」。すでに今年春に開催された「第90回選抜高校野球」で実施済みだが、延長12回を終えて同点の場合、13回からはノーアウト1、2塁の状態からスタートする。点が入りやすい状況から攻撃を始めることにより、試合の決着がつきやすくなるのだ。試合時間が短縮されることで投手の負担が軽減され、ケガの予防にもつながることが狙い。
もともと全国高校野球では、延長15回で勝敗が決しなければ引き分けで打ち切りとなり、後日「再試合」を行うのがルール。だが当初は延長の途中で試合を打ち切るルールは存在していなかった。そのため、1933年に開催された第19回大会では、準決勝の第2試合で「中京商業学校(現・中京大学附属中京高等学校)」と「兵庫県立明石中学校(現・兵庫県立明石高等学校)」の対戦が、なんと延長25回まで決着がつかなかったことも。この記録は県予選、春・夏の大会を通じて高校野球史上最長記録となっている。
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その後延長打ち切りのルールが制定されたのは、1958年の第40回大会。この大会以降、延長18回を終えて同点引き分けの場合、試合打ち切りで後日再試合を行うこととなった。そのきっかけとなったのは、同年に開催された春季四国地区高等学校野球大会での「徳島商業高校」と「高知商業高校」の対戦。当時徳島商の投手だった板東英二氏は延長16回を一人で完投。さらに中一日で開催された高松商業高校との対戦ではさらに延長25回となり、こちらも一人で完投したのだ。この板東氏の連投を見た日本高野連の役員は、投げすぎによる健康面を考慮するための延長打ち切りの必要性を痛感。延長18回打ち切りの規定新設につながったといわれる。その後の板東氏の多方面での活躍はご存知の通りだが、「甲子園レジェンド始球式」では8月16日に登板予定。こちらも楽しみだ。
さらに2000年の第72回選抜高等学校野球大会より、延長18回制から延長15回制へ短縮。今年からはタイブレークが導入されているが、60年ぶりに勝敗が決するまで続ける延長無制限となる。決勝だけはタイブレークを採用せず延長15回まで行い、同点の場合は引き分け再試合に。再試合ではタイブレークが適用されるという。このルールが記念すべき100回記念の大会にどんなドラマをもたらすのか?
球児たちによる熱戦を見守りたい。